こんにちは。新卒社員のまいきーです。

本日からこの「かわら版」で、新卒社員2人が松崎代表に普段はなかなか聞けない質問について聞いてみるインタビューコンテンツをスタートします。

第1回では、「会社を始めたワケ」についてインタビューします!

長島と高橋


■人物紹介:長島 加奈(しまだんご)、高橋 舞伎(まいきー)

新卒できびだんご株式会社に入社した4番目と5番目の正社員

なんにでも好奇心旺盛の長島とは反対に、高橋はどこか冷静に物事を見ている

でも、自分たちが働いているきびだんごが好きという気持ちは同じくらい強い。


 

松崎代表


■人物紹介:松崎 良太

きびだんご株式会社 代表/Chief Momotaro

日本興業銀行、楽天時代には投資業務やM&A案件を行い、その後独立。

2013年3月から、クラウドファンディングとECを組み合わせた「Kibidango(きびだんご)」をスタート。

 ちなみにガジェットがとても好き。


  「なぜ会社を始めたんですか?」 

長島・高橋: それではよろしくお願いします!

松崎: はい、よろしくお願いします。

長島: いきなりの質問なんですが、松崎さんはなぜ会社を始めたんですか?

松崎: 長島さん、いい質問ですね。僕はもともと銀行員をやっていたんだけど、「小説日本興業銀行」を大学時代に読んで、戦後の日本の産業をどんどん作るお手伝いをするという話に感動して入社したんですよ。

その後、銀行員時代に一緒に仕事をしていた三木谷さんが新しい会社を始めるという話を聞きました。

全国でお店を出している人たちに対して、インターネットを使って日本中で商売することを手伝いをするんだと。それに共感して、加わることにしました。

高橋: なるほど、それが現在の「楽天市場」ですね。

松崎: うん。11年のあいだ、紙に書いた絵のようだったものが現実になっていく様子を見ていたので、自分も何かやりたいなと思って独立を決意。

最初は国内企業の海外展開や、海外企業の日本進出をお手伝いする仕事をしていましたが、自分ひとりでできることに限りがあるとはたと気付きました。

今ってインターネットがあるから、みんながつながってアイデアをシェアしたり、協力しながら新しいことを作っていったりできる時代ですよね。

銀行にいた時も楽天にいた時も共感してやっていたお客さまのサポートを、今度は自分できちんと事業としてやってみたいなと思うようになって。そんな時に、Kickstarterの創業者と会う機会があったんです。

長島: Kickstarterって、世界で一番大きいあのクラウドファンディングサイトの!

松崎: Kickstarterのはじまりはアメリカのデザイナーやクリエイターの人たちがみんなの力を借りてやりたいことを実現したところにあって、こんなことが日本でできたらすごくいいなと思ったんですよね。

日本でもKickstarterやりましょうよって彼に言ってみたんですが、「うーん、日本ではまだまだ先かな」と言われちゃって。

僕自身はEC(ネット通販)事業を楽天時代にやっていたので、継続的に商売のお手伝いができるという意味でクラウドファンディングとECは親和性があると思い、その事も彼に伝えました。

そしたら、「たしかにそうだけど、餅は餅屋にお任せしたいな」って言われて。さらには「それだったら自分でやってみたらいいんじゃない?」って彼から言われたんですよ。

高橋: 知らなかったです、そんな裏話があったとは。

松崎: それで日本に帰って、いろんな人と話をしていくうちに一緒にやりたいという人が集まって、できあがったのが今の「Kibidango(きびだんご)」なんですね。

その時は「きびだんご」ではなくて「ゴールフラッグ」という社名だったり、その後色々な経緯があって変わったこともあったんですが。

長島: そうだったんですね。ゴールフラッグのフラッグっていうのはビーチフラッグのフラッグと同じですか?

松崎: 応援するのにみんなで旗を振るとか、先頭にいる人が旗を持つとか、ゴールにむかって旗をかかげて行こうという意味合いがありました。

でも、ある時に「お前の考えているサービスの名前って何だったっけ?」って身近な人に言われて、簡単に覚えてもらえないサービス名じゃマズイなと思って、サービスを出すギリギリで「きびだんご」になりました。

高橋: 「きびだんご」という名前にしたのは、言うまでもなく桃太郎のストーリーと、クラウドファンディングの仕組みをかけたんですよね。

松崎: うん、そうだね。日本人ならみんなが知っている桃太郎だけど、志とそれに共感する仲間とか、対価としての黍団子とか、そういったところとクラウドファンディングの考え方との共通点に気付いたんだ。

ただ単にお金を集めるだけでなく、自分たちだけでは達成できないことを、共感してくれた人々の助けを借りて一緒にやっていく。それが「きびだんご」としてやりたいクラウドファンディングの形だと考えています。

桃太郎のストーリーも「最後にお金をもらってハッピー」という終わり方ではないでしょう。僕らのゴールも「お金をもらってハッピー」ではない。そんな点も含めてね。

高橋そのことに惹かれて僕も「きびだんご」に入りたいと思ってた気がします。おっと、そろそろ時間だ。長島さん、最後にどうしても聞きたいことはある?

長島: あっ、いいんですか。話を聞いていて、松崎さんは誰かのお手伝いをしたいという思いが強いと感じたのですが、何かきっかけはあったんですか?

松崎: そうだなぁ、それは真剣に考えたことはなかった。世の中には色んなタイプな人間がいていいと思うんですけど、僕自身は、ぐいぐいと引っ張っていく人たちの考え方にいつも驚かされてきたので、そういう人たちのお手伝いができることにワクワクします。

代表として会社を経営するとき、優れたビジネスプランやチームはたしかに必要なんだけど、代表自身が強い意志を持ち続けられるかどうかも大事ですよね。

僕の場合は「誰かのお手伝いをしたい」というもともとの思いが、事業としての実益を兼ねられる「きびだんご」だからこそ、続けられると思っています。

長島: なるほど、たしかに好きなことこそ続けられますもんね。

松崎: こんな感じの答えで良いですか?

長島・高橋: はい、ありがとうございました!

  まとめ

みんなできびだんGO!!

入社して3ヶ月、会社にいることがあたり前になってきた中で、そういえばどういう経緯で自分たちの会社ができたんだっけというふとした疑問の謎が解けました。

今回は初めてのインタビューでしたが、終始なごやかな雰囲気ですすめることができて一安心。

これからも引き続き、松崎代表ときびだんごの秘密を追っていきたいと思います!