まつざきです。またまたこんにちは!
 
先日こちらで説明した通り、Kickstarter Block Party潜入レポート第二弾となります。はじまりはじまり〜!
 
①MIDI Sprout
 
「植物が音楽を奏でるのを聴いてみませんか?」というプロジェクト。葉っぱや、果物などに心電図をとる時につけるようなパッドをつけて、それをタバコの箱よりも少し大きい箱につなげると、植物に流れる微弱な電気信号がMIDIインタフェースを通じてシンセサイザーやPC、iOS端末につなげてかっこいい電子音楽に変換してくれる、というもの。
 
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アーティスト集団によるプロジェクト、特典としてはこの装置を使った最新のミュージックアルバムや、装置そのものが提供されたとのこと。これは欲しかった!現時点では商品化の予定は無いとの事。こうした、「プロジェクト開催時しか手に入れることのできない特典」というのも、限定感があって面白いですね!
 
Kickstarter本社の屋上も解放されていたのですが、そこに植えられている植物にもこのMIDI Sproutがつなげられていて、環境音楽のようにそこここから植物の奏でる音楽が聴こえてきて、とても面白かったです。
 

 
  
プロジェクトページ
 
 
 
②Booze Books
 
分厚い本の中身をくりぬいて、お酒(Booze)のボトルをこっそり隠しておく事ができる本を作ってしまった人達がいます。
 
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見た目は普通の本ですが、これを開くと…
 
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こんな感じにボトルが隠されています。ボトルはイタリアから雰囲気のあるものを輸入、スコットランド製のワックスシール、など、各部にこだわりが見られます。
 
ちなみに、ページは糊付とかされておらず、全部パラパラめくれます。「くっつけた方が良かったんじゃないの?」と聞くと「くっつけない方が本物の本っぽいでしょ?」とのこと。納得!
 
また、当初はレーザーカッターや、金型で打ち出す方法など多数試したとのことですが、結局「クランプで固定して、糸ノコで切っていく」という方法に落ち着いたとのこと。小説だけでなく、昔法律を勉強して苦しんだにがい経験のある人向けに?法律の分厚い本とかもあるよ、とのことでした。
 
プロジェクトページ
 
 
③MOTO
 
1950年代、60年代のミッドセンチュリーのデザインや自動車文化にインスパイアされた、木で作られたおもちゃの自動車。デザインにこだわりつつも、大きな子供が遊んでも大丈夫というタフさも持っています。プロジェクト自体は1,200人を越えるサポーターから、実に10万ドル以上を集めています。
 
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プロジェクト特典で最も人気だったという、カスタムメッセージ付きの化粧箱セット。
 
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元々は子供向けのおもちゃとして作られたものの、実際には子供を持つ親だけでなく、「もう一度子供に戻った気分を味わいたい」と支援したサポーターも多かったとのこと。
 
プロジェクトページ
 
 
 
④JIX
 
普通のストローをつなげて、面白い立体造形物を作れるキット。材料には再生プラスチックを使い、パッケージングもミニマル。そのままの大きさだと巨大になってしまうので、例えば下の写真のようにストローを半分に切って使うこともできるそうです。
 
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プロジェクトオーナーのパトリックさん。本職はプロダクトデザイナーとのこと。ウェブサイトでは様々な形の作り方もチュートリアルで案内しています。
 
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一つ一つのパーツの傾きが90度ではないことから、組み立てにはちょっとしたコツが必要なのですが、とても面白いです!
 
 
「球の作り方」
 

 
 
プロジェクトページ(プロジェクト開催時の商品名は「LINX」)
 
 
 
⑤The Sill
 
こちらは、ブルックリン発の観葉植物専門店「The Sill(窓の”さん”)」という名の通り、ニューヨークのような都会の小さなアパートの窓にも飾れるような、可愛い観葉植物を中心にオンラインで販売する店を開きたい!という夢から始まったプロジェクト。
 
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自分たちのこだわりである、センスの良く、機能的でいながらしっかりしたつくりのプランターがなかなか見つからず、自分たちの気に入ったアーチストの人達に色々なサンプルを作ってもらうために、その費用をプロジェクトを通じて集めることにしました。
 
プロジェクトオーナーのイライザ(右の女性)。
 
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彼女の話を聞いて非常に興味深かったのが、「自分たちの知人、友人達にはあらかじめプロジェクトの相談をしていて、最初の一週間のうちに集めたい金額の90%くらいはその人達から十分集まるくらいの準備をしてからプロジェクトを開始した」という話をしていたこと。
 
これは、きびだんごでプロジェクトを開催していただくプロジェクトオーナーの方々にとっても、とても大事なことだと考えています。
 
プロジェクト開始直後に直接自分の周りにいる人達からの支持を得ることによって、初めてプロジェクトを見た人も、既に沢山の人達が参加してプロジェクトが盛り上がっていることを理解してもらえるのではないかと思います。
 
 
プロジェクトページ
 
 
いかがでしたでしょうか。次はいよいよ、Kickstarter本社の中に入ってみたいと思います!