先週の金曜日、”格闘技観戦は生まれてはじめて” というフレッシュレモンな新卒社員2名を引率して、噂のファイティングミュージカル「魔界」を観に行ってまいりました。
「魔界」とは?(Kibidangoサイト内プロジェクトページより)
風男塾メンバー(虎南有香・浦えりか)を準レギュラーとした、連続ストーリー型エンターテイメントショーです。陰陽師 VS 黒魔術という対立軸の中、キャラクターが歴史上の武将の魂を呼び出し、憑依させ闘うというストーリーで、戦闘シーンでは劇場に組まれたプロレスのリングで、憑依をうけたレスラーが実際に生身で闘うという演出がされております。
戦闘はプロレスアクションの動きだけではなく、呪術や忍術、金縛り、時止め、波動、ビーム、刀、巨大な剣などというアニメや漫画の世界そのままのバトル展開が繰り広げられる。これがこのショーの最大限の魅力となっております。
演劇、音楽、プロレスファン層だけでなく幅広い層のお客様が混在しているのも特徴のひとつです。連続ストーリーものでありながらも、集客はうなぎのぼりでもはやチケット入手困難なショーとなっています。 イベント終了後のTwitterの盛り上がりも凄まじく。今、ブームの火が着きはじめている見逃せないエンターテイメントとなってきております。
【「魔界」すごい!】その1 唯一無二の世界観がすごい!
「魔界」の最大の魅力はなんといっても唯一無二の世界観だと感じました。なにせ、一般的には悲劇のヒロイン扱いされている伝説の聖女・細川ガラシャ夫人が、黒魔術軍団の総帥として魔界の制圧を目論んでいたりするのです!
また、魔界には凄腕ミュージシャンたちも参加していますが、彼らの演奏や歌はただのBGMではありません。魔界においてギタリストは「剣士」、ボーカリストは「呪い唄の唄い手」であり、斧や剣と対等に闘える武器として扱われます。
【「魔界」すごい!】その2 緩急のある演出がすごい!
オープニングは格闘技の “か” の字も感じさせないほどポップ。鬼道丸と梵天丸というアイドル的存在の女性キャラ2人が歌い踊ったり、魔界衆たちがミュージカル風の妖怪ダンスを踊ったり。行ったことはないのですが地下アイドルのライブってこんな感じなのかな?と思いました。
その後、魔界の覇権を巡って争う黒魔術軍、魔界水軍、そして陰陽師軍のトップが登場し、ストーリーを進めるおどろおどろしい場面が。
続いて、魔界水軍の俵藤太と陰陽師軍の鬼目が、それぞれ剣士(ギタリスト)である鬼一法眼とドラクルを従えて闘う場面に。
そしていろいろあって(後述)、再びライブでスタートする後半戦は、いわゆるプロレス的なバトルがメインとなります。ただし普通のプロレスではなく、前世で恋人同士だった2人の因縁の対決のようなセンチメンタルなシーンあり、大型武器が登場しての逆転劇あり(後述)、ブレーンバスターなどの大技が次々に繰り出されたりと、大変メリハリが効いた展開でまったく飽きさせません。場外乱闘もありました!
プロレス死合(試合)の決着が着いたかと思いきや、さらに黒魔術 VS 陰陽師の闘いが…。
【「魔界」すごい!】その3 クラウドファンディングで実現したアイテムが次々と登場してすごい!
きびだんごスタッフにとって最大の見所は、これまでのクラウドファンディングで実現した武器や衣装の登場でした。
第5弾で実現した大祝安房のSM風の妖しい衣装
第6弾で実現した伝説の忍者霧隠才蔵の忍び装束(マント)
第3弾で実現したライバル海賊九鬼嘉隆と村上武吉の戦武具。
そして最新の第7弾で実現したかぶき者前田慶次の朱槍!
【「魔界」すごい!】その4 観客への気遣いがすごい!
格闘技系エンターテイメントにはすべからく “怖そう” というイメージがある気がしますが、魔界には初心者でも安心して楽しく観覧できる気遣いが随所にあります。
まず、会場に入ると魔界衆の皆さんが座席まで案内してくれます。慣れない会場で緊張したりオロオロしたりする心配はありません。席に座って開演を待つあいだにも魔界衆がなにくれと話しかけてくれるので、1人で観に行った方でも場に馴染めると思います。
第2の気遣いとして、前回までのストーリー、世界観や専門用語、そして複雑に絡み合った人物相関図の説明資料が配布されています。開演前に目を通せば、はじめて魔界を見る人でも「これだれ?」「ヒトガタってなに?」「この2人怪しいけどどういう関係?」と混乱しなくて済みます。
さらには、観客の安全についても万全の配慮がされています。なんと、場外乱闘が起きそうになると魔界衆の皆さんがそのエリアの観客たちに「逃げて!」と呼びかけてくれます。優しい魔界衆たちは乱闘後には倒れた椅子を元に戻してくれたりもします。この気遣いこそ、魔界がコアなプロレスファン・格闘技ファン以外からも人気を集めている理由なのかもしれません。
新卒社員2名に聞いた「魔界」の感想と次回のクラウドファンディング予想
ブログの締めに人生初の格闘技観戦を果たした新卒社員2名から「魔界」の感想と、次回のクラウドファンディング予想を聞いてみました。
長島 加奈(プロジェクトコーディネーター)
<感想>
会場では妖怪が席に案内してくれたので、始まる前から魔界の世界に引き込まれました。格闘では最新のクラウドファンディングで作られた長い朱槍が初お披露目され、かっこいい格闘シーンは必見です!是非直接見ていただきたい!個人的には最後に魔界衆河童とハイタッチ出来たのが1番嬉しかったです。
<次回のクラウドファンディング予想>
「地獄の斬首王 “鬼目” にかっこいいマイクを作りたい!」
高橋 舞伎(UI/UXデザイナー)
<感想>
プロレス、音楽、演劇、武将をかけ合わせるとここまで面白いものができるのかという驚きがありました。1回だけの公演だけじゃ全然満足できません。
<次回のクラウドファンディング予想>
「魔界水軍入りした越智安成にかっこいい武器を作りたい!」、または
「復活した神楽坂にもっと凄い衣装を作りたい」
このように格闘技がはじめての2人もハマってしまった「魔界」、次回の第30回公演は11月18日に新木場 1stRingで開催されます。次のクラウドファンディングで魔界は何を作るのか?新人たちの予想は果たして当たっているのか?目を離せない「魔界クラウドファンディング」の応援を引き続きよろしくお願いいたします。
すでに達成済みですが、前田慶次の朱槍プロジェクトと霧隠才蔵の忍び衣装プロジェクトの支援もまだまだ募集中です。