今回ご紹介するプロジェクトはこちら!
【Kickstarter】The Uke Buke
https://www.kickstarter.com/projects/608092588/the-ukebuke?ref=live
もう終わってしまったプロジェクトですが、「ウクレレを本にしよう」というプロジェクトがとてもユニークな取り組みでしたのでご紹介します。
−ギター職人と画家のコラボレーション
15年以上クラシックギターを作っていらっしゃるジョン・ワイゼンリーダーという方と、NY出身の画家サラが出会い、スタートしたプロジェクト。
サラがギター職人の話を聞いているうちに、楽器作りにとても興味を持つようになり、ぜひ工房で実際に作っているところを見せて下さいという話に。結果的に、彼女は彼の弟子となり、楽器作りを学ぶことになります。
−楽器の出来る様子を本にしよう!
楽器作りを学んでいるうちに、サラは「どうやって楽器が作られるか」を、イラスト入りの美しい本にするというアイデアを思いつきます。
さらにこれを、単なるマニュアル本ではなく、装丁の美しさにもこだわり、且つ、古くから伝わる職人技、例えばどのように素材を選んでいるか、どのように組み立てているか、どんなツールを使っているかということを、わかりやすい形で見せたいと考えました。
−二人が出会うことによって生まれたプロジェクト
このプロジェクトの目的は「本を作る」というものですが、「二人が出会わなければ生まれなかったプロジェクト」です。
楽器作りに長けている職人と、それを「伝える」ことに長けている画家。その二人が出会うことによって、とても面白いプロジェクトになり、提供される特典にも幅ができたと思います。
−広がる特典の幅
支援者の特典は、
・1ドル払うと、絵はがきが届きます
・10ドル払うと、水彩画のコピーにサインをしたものが届きます
と、最初はこんな感じですが、それ以降どんどん面白くなっていきます。
・初版のエディション入り&サイン入りの本
・女性による直筆の水彩のイラスト
・ウクレレの本を見ながら、自分でウクレレを作るキット
・「二人が作ったウクレレ」
・ウクレレ作りを先生に学ぶワークショップ などなど
もともと17,710ドルを集めようとしたところに、31,233ドルの資金を集めることができたこのプロジェクト。二人の奇跡的な出会いはもちろんのこと、特典に幅があったことも成功の一要因だったと思います。